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Respiraについて

ごあいさつ

はじめまして、心理カウンセラーの谷本みづかと申します。

皆様はどんなことがきっかけでこのHPを訪れてくださったのでしょうか。偶然でしょうか。それとも、今困っていらっしゃることがあるのでしょうか。今だけでなく、これまでずっと苦しんできた方もいらっしゃるかもしれません。

今ここで、こうして繋がってくださったことに感謝いたします。

Respira (レスピラ)は、心身の不調からの回復と、潜在能力を解放してあなたらしく生きることをサポートするカウンセリングオフィスです。トラウマ(PTSD)や依存症からの回復を専門とし、人間関係、発達障害、鬱、パニック障害、摂食障害、HSP、アダルトチルドレン、身体疾患により引き起こされる苦痛など、幅広いお悩みを持つ皆様にご利用いただいています。

カウンセラーである私自身、かつて悩みを抱えた当事者として楽になる方法を探し求めながら生きる中で、偶然か必然か、心理療法に出会いました。

カウンセリングや心理療法は日本ではまだまだ身近なものではなく、敷居が高く感じる方も多いかもしれません。日々気になることや悩みはあれど、心理療法を必要とするほどではない、という方も多くいらっしゃると思います。

それに加えて、心というものは、その人を守るために、苦しみを隠すことがよくあります。
ショックな出来事が起きると、それが記憶から飛んでしまい、覚えていないということがあります。そうすると、原因は思い当たらないのに辛くなったり、心身の不調が生じたりします。

他にも、苦しみが長引いたり、それが幼少期から続くものだったりすると、自分が辛いと感じていることにすら気づかないことがあります。そういう方がとても多いことに驚かされます。「これは普通のことだと思っていた」「もっと大変な人はいくらでもいるから、相談していいことなのか分からなかった」と違和感や不快感を打ち消して、麻痺させて、悩みとして取り扱うに値しないものとすることで日々を生きていらっしゃいます。
また、多くの虐待は一見普通に見える家庭の中で起きるので、虐待、あるいは虐待に相当する心の傷を受けてきたことに気づいていない方も、驚くほど多くいらっしゃいます。

他にも、隠された苦しみを抱えている方は、人にその苦しみが理解されにくいという特徴もあります。勇気を出して人に打ち明けても、辛さが表情・態度や声に表れにくいので伝わらず、元気そうに見えてしまいます。辛いことを話す時に笑顔になったり、声のトーンが明るくなったりする方もいらっしゃいます。
今まで身近な人たちに大切に扱って貰えなかっただけでなく、その辛さを人に打ち明けたのに逆に責められてしまったせいで、怒りや悲しみを出すことを諦めてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
それはとても過酷なことなのに、人に理解されないせいでさらに自分を責めてしまうので、心は何重にも苦しんでいるのです。今まで辛い経験をしてきたからこそ気づかれない、我慢することが自然になってしまっているから助けてもらえない、という悪循環が起きてしまうのです。

・カウンセリング自体が身近ではない(敷居が高く感じる、効果があるのか疑問、など)
・悩みの原因が「心」にあると気づきにくい
・辛いという感覚を感じられなくなっている
・人に比べたら大したことないと思ったり、思わされたりしている
・人に分かって貰えず余計に傷ついたことがある

このような様々な理由から、人がカウンセリング、その中でも特に「心の傷」を扱う心理療法にたどり着くのは、すんなりとはいかないのが現状のようです。
でも、ちゃんと無意識はメッセージを発して、その方が本来の自分の感覚で生きていないことを教えてくれています。それは明らかな人間関係の不和や心身の不調だけでなく、なんだか楽しくない、もやもやする、集中できない……というような、「なんとなく」の感覚を通したメッセージであることも多いです。「無意識」・「潜在意識」や「催眠」のようなキーワードが気になるのも、「なんとなく」のメッセージのひとつかもしれません。

カウンセリングの中で過去が紐解かれて行くと、それまで「どうして私はこうなんだろう?」と迷路の中にいた方が、なんだ、そうだったんだ、こういうことが影響していたなら今の私がこうなるのは当然だよね、とすっきりした顔をされます。心理面のみならず、不眠、過眠、だるさ、肩こり、歯の食いしばり、動悸、緊張、過敏性腸症候群、アレルギーなどの症状までトラウマ治療によって消えていくのも見てきました。心と体はリンクしているんですね。

それまで外出はおろか起き上がることもままならなかった方が、外に出て好きなことを始めたり。パートナーのいいなりだった方が、自己主張できるようになったり。毎日死にたいと願っていて、死という選択肢があることだけが唯一の希望だった方が、転職して海外に移住したり。過去に起きた出来事に長年苦しめられていた方が、不快なことを考えなくなり、「今週はこんな楽しいことがありました」と笑顔で報告してくださるようになったり。
過去の苦しみ・今現在の苦しみ・未来への不安と戦うだけで精一杯だった方たちが、不安や苦痛から解放されて、好きなことのために自分のエネルギーを使って、生き生きと人生を楽しむことができるようになっていきます。

そういった数多くの物語を拝見しながら、人が回復する力って本当にすごい!と感動を覚える日々です。
それと同時に、それまでその方を生かすために守ってきた無意識の力も、今までその方と共にあった症状も、すごいと実感します。
人が本来持っている命の輝きってすごいのです。例え、ずっと抑えつけられていて、今は思い出せなくなっているとしても。

Respira(レスピラ)という名前には、「呼吸」という意味が込められています。

呼吸はショックを受けると呼吸が浅くなる・乱れるなど、症状として現れやすい部分です。一方で、安心できる相手といる時は呼吸のペースが合ってきて、心地良い繋がりや一体感を感じることもできる。その時には、息をしていることは忘れてしまいます。
呼吸は生命活動に欠かせないものであるのと同時に、意識と無意識を繋ぐものだと感じます。私が気づいていない時も、私の体は無意識に息をして私を守ってくれている。けれど、意識して息を吸ったり、吐いたりすることもできる。「私」から「無意識」に呼びかけることができる。
心と体の繋がりの中でも、特に呼吸は、無意識から私たちに向けてのメッセージであり、私たちから無意識へのメッセージのようだと感じます。

"Dum spiro, spero"というラテン語の格言があります。「私は息をする間、希望を持つ」という意味です。

息をする限り、生きる限り、希望はあります。
ですから、今苦しみの渦中にいらっしゃる方も、罪悪感や責任感から自分自身が楽になることを許せずにいた方も、どんな方でも、どうか、より良い、あなたのための人生を取り戻すことを諦めないでほしいと思います。
そして、どん底から抜け出すだけにとどまらず、そこからあなたにとっての喜びや楽しみを望んで、手に入れていいんだと、感じていただけたら嬉しいです。

あなたが、あなた本来の姿で生きられるように。苦しみから解放されて、心地良く呼吸ができるように。
ふと気づけば、夢見ていた自由がいつの間にか当たり前のものになっているような、そんなカウンセリングを目指しています。

 

カウンセラー プロフィール

谷本 みづか

理系出身の心理カウンセラー。長年、トラウマ・精神疾患の当事者だったが、大嶋信頼氏よりFAP療法によるトラウマ治療を受け、それまで抱えていた悩みや身体症状が劇的に改善する経験をする(詳しくはこちら)。無意識の不思議な流れに導かれるように心理療法家に転身し、株式会社インサイト・カウンセリングにて、未就学のお子様から80代の方まで、のべ5000件以上のカウンセリングを担当。特に、PTSD(トラウマ)・各種依存症からの回復支援や、潜在能力を解放するカウンセリングに強みを持つ。

2020年6月に独立し、カウンセリングオフィス Respira(レスピラ)を開設。

資格等
・産業カウンセラー(一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定)
・Free from Anxiety Program(FAP療法)初級・上級修了(株式会社インサイト・カウンセリング認定)
・Certificate Program in Traumatic Stress Studies(Trauma Research Foundation)
・博士(工学)
・日本トラウマティック・ストレス学会会員
・日本医療催眠学会会員

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