こんにちは、心理カウンセラーの谷本みづかです。
この度、これまで所属していたカウンセリングルームから独立し、カウンセリングオフィス Respira(レスピラ)を立ち上げることになりました。こちらのブログでは、心理療法のことや無意識のこと、日々カウンセラーが感じていることなどを書いていきたいと思っています。
トラウマ理論の話や、FAP療法をご存知の方にはお馴染みかもしれない、遺伝子コードや「心に聞く」のコツなどのお役立ち情報も書いていこうと思います。
今回の独立にあたり、コロナウイルスで世間が混乱している時に!?どうして今なの?……と周囲の何人かの方には驚かれました。本当ですよね!私もそう思います。
というのは、実は、このタイミングを自分で選んだというよりは、気付いたらこういう流れになっていたという感じだったからなのです。
今回、無意識って本当に面白いものだと改めて心から実感しました。独立することを決める少し前から、職場や私生活で、私の意識を超えて無意識が働いていると感じる変化が次々と起こったのです。これまでもそうだったのですが、私の思考が「まだ待った方がいいんじゃない?もっと時間をかけて準備した方がいいんじゃない?」とブレーキをかけようとしても、迷っていても、時に驚くほど強引に流れが作られることがあります。私の思考は「ちょっと待って!」と慌てるけれど、背中をぐいぐいと押されて流れに乗せられて、こうなったらもう覚悟を決めて、無抵抗で流れていくしかない……という感じ。
今もそんな境地のようでいて、それがどこか心地良く、わくわくもしています。これまでに出会って担当させていただいたクライアントさんたちが、過去に受けた心の傷から回復し、どんどん自由な流れに乗るだけでなく、新しい流れを作りだしながらその方らしい人生を歩んでいかれる姿を拝見してきました。その先輩方の眩しい背中から教えていただいている気分です。
これを書きながら、そういえば半年くらい前に、こんな言葉を唱えていたことを思い出しました。
「無意識は私を、力強い流れに乗せて、理想の場所に連れていきます」
「無意識は私を、大きな流れに乗せて、私の心が求めるところへ連れていきます」
こんな感じ。いわゆるアファーメーションと言われるものですね。言葉を使ったセルフ人体実験をしていました。
「理想の場所/私の心が求めるところ」の具体的なイメージはありませんでした。はっきりとした理想や望みがあるなら、特定の場所・環境・イメージを入れて唱えてみてもいいと思うのですが、私にとっての理想が謎だったので、無意識に丸投げしていたのです。私のちっぽけな意識が想像できる理想よりも、無意識が知っているもっと良いものがあるのかもしれないから、指定しない方がお得かも。無意識さんお願いね~……って。欲張りですねー!
そしたら、こんな驚きの展開に……。
もしかしたら、「力強い流れ」なんて唱えていたから、展開がジェットコースター並みに急だったのかも。もし「ゆるやかな流れ」と唱えていたら、もう少しのんびりモードだったかもしれませんね。あまりスピード感のあるアトラクションがお好みではない方は、唱えるとしたら「ゆるやかな流れ/自然な流れ/美しい流れ」のようにマイルドに言いかえることをお勧めします!
ともかく、私だけの力では、こんなに早く独立開業するなんて実現しなかったことは間違いありません。自分の体の心臓ひとつ自分では動かせない私が、いつの間にか自分ではできないことが実現した場所にいる時、無意識の力を改めて感じます。
この「流れ」が運んでいく先に見える景色がどんなものになるのか、皆さまとどんな美しい無意識の技を見ることができるのか、楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
ここに辿りついてくださった方にとって必要なタイミングでお力になれるようにカウンセラーとして研鑽を重ねながら、安心して話をしていただける居場所を用意してお待ちしております。